ワインと醤油が織りなす、唯一無二のマリアージュ
白醤油 SHINKO BLANCHE と黒醤油 SHINKO NOIRE。
どちらも「素材を主役に、旨味を足し算で重ねる」ための調味料です。
このページでは、ワインとの合わせ方に焦点を当て、読みながら自然と試したくなる体験を丁寧にご案内します。
白醤油 SHINKO BLANCHE × ワイン
BLANCHE の最大の魅力は、色をほとんど添えずに旨味と香りだけをそっと押し上げる透明感。小麦由来のやわらかな甘みと、 密封樽仕込みによる清澄なニュアンスが、白ワインと自然に呼応します。
「ワイングラスに白醤油をほんの少し。麹や麦味噌、ナッツの香りが立ち上がり、
甘みとフレッシュさ、立体的なコクが重なって、飲み込むまでの流れが実にスムーズ。」
― なおかと
まずは“香りの足し算”から
- 漬けマグロ × 落ち着いた白ワイン: 15〜20分の短時間で、艶やかに。白の清澄さと余韻が重なります。
- サラダや冷菜 × アロマティックな白: ドレッシングにBLANCHEをひとたらし。香りの階調が一段上に。
- 舌平目の焦がしバター × コクのある白: 仕上げに数滴で、旨味の奥行きが伸びます。
火を入れたBLANCHEは赤ワインとも好相性。金目鯛の煮付けや鰤しゃぶなど、温度感のある旨味に、赤のしなやかな渋みが寄り添います。
黒醤油 SHINKO NOIRE × ワイン
NOIRE は大豆主体、開放樽仕込みによる熟成感とスモーキーさが特徴。口当たりはやわらかく、厚みのある旨味が赤ワインのボディに美しく重なります。
「この黒醤油は、そのまま舐めても旨い。やわらかく、熟成の奥行きがあって、
上質な赤ワインのように料理を引き上げてくれる。」
― なおかと
旨味とタンニンの“共鳴”
- 赤身肉の炙り × 落ち着いた赤: 塩胡椒のあとにNOIREをさっと。焼き目の香ばしさと旨味、赤のタンニンが溶け合います。
- 金目鯛の煮付け × しなやかな赤: 火の入った脂と甘辛のコクに、赤が気高い輪郭を与えます。
- 秋刀魚・ブリ × ふくらみのある赤: 大根おろし+NOIREで、皮目の香ばしさが一層豊かに。
同じサンテミリオンのシャトー・クーテットの赤とは特に相性がよく、NOIREの旨味と赤のシルキーなタンニンが同じ“なめらかさ”で響き合います。
なおかとが選ぶ〈最高のマリアージュ〉
主役は「キノコの炊き込みご飯」と「上質な赤身肉」
なおかとが断言するベストは、キノコの炊き込みご飯 × 上質な赤身肉 × NOIRE × ボルドーの赤(メルロー主体)。
旨味の層同士が正面からぶつかり合い、同時に美しく融け合う構図です。
1) キノコの炊き込みご飯 ― 旨味を仕込む
- 数種類のキノコとにんじん等を加え、出汁醤油ではなくNOIRE+質の良いみりんで炊き上げる。
- 炊き上がりは、キノコの香りとNOIREのコクが一体に。米粒一つひとつに“深み”が宿ります。
2) 赤身肉 ― 火と香りで輪郭を描く
- できれば炭火でシンプルに焼く。味付けはNOIREのみ、またはNOIRE+少量のワサビ。
- 焼き目の香ばしさが、NOIREの熟成感と共鳴。赤ワインのタンニンが輪郭を品よく整えます。
3) 付け合わせ ― 架け橋の香り
- エリンギや椎茸を焼き、仕上げにNOIREを“たらり”。フライパンで軽く焦がして香りを立たせる。
- この香ばしさが、ご飯・肉・ワインの三者をつなぐ橋になります。
4) グラスの中の赤 ― 余韻を重ねる
ボルドーの赤(例:サンテミリオンのエレガントな一本)を注ぎ、
一口ずつ順番に――ご飯、肉、ワイン――と重ねてください。
NOIREの旨味と赤のシルキーな渋みが、余韻のベクトルを同じ方向へと伸ばしていきます。
「これこそ、ワインと醤油がたどり着いた最高峰のマリアージュ。
素材、火加減、そして一滴のNOIRE――足し算の純度が、味の品位を決めます。」
― なおかと
はじめるための小さなコツ
- まずは“そのまま”を味わう: 小さなグラスで白と黒を一滴ずつ。香り・甘み・余韻の違いを体で覚えます。
- 手をかけすぎない: 余計な複雑さ(掛け算)は不要。良い食材に、良い醤油と、良いワインを足すだけ。
- 順番を意識: 料理の余韻にワインを重ね、最後にもう一度料理へ。往復するほど調和が深まります。